ケアマネット荒川研修会「発達障害の理解とサポート」
開催日時:平成31年4月18日 19時~20時50分
主催:ケアマネージャーネットワーク荒川
場所:花の木ハイム
受講者:ケアマネージャー、理学療法士、社会福祉士、行政職員など 約60名
講師:あべクリニック東京都認知症疾患医療センター 副センター長 近藤康寛
<講師のコメント>
今回は「発達障害」について講義をさせていただきました。発達障害は今や早期発見、早期対応の時代なので、児童検診や小中学校の「児童」の分野が主の領域というイメージがあるかと思います。
現在、後期高齢者の方々の子供の頃は、発達障害の定義や支援体制が社会に浸透していない時代だったこともあり、当事者もご家族も「発達障害」の支援につながることなく過ごされてきた方が多くいらっしゃいます。
認知症やその他の疾患になって、はじめて生活に大きな支障が出て、医療機関などで診察してみると、「発達障害」が基礎にあることが分かるケースが後を絶ちません。
介護保険サービスを主に活動する支援専門職だとしても、発達障害は関係ない領域ではなく、むしろ、発達障害を理解することで、認知症やその他の疾患も理解できるようになり、結果的によりよい支援が実現することを受講者へお伝えしました。研修会終了後に、受講者の率直な感想を頂いたので、以下に記載させていただきます。
<受講者の感想>
20代女性:
今回の研修会で発達障害についての特徴を知ることができたので、身近に感じることが出来ました。身の回りの友達や知り合いの中にも、同じような特徴を持った方がいるので、症状の強さが違うだけで、自分にも起こりうることだと感じました。全く発達障害のない人はいないのかもしれません。しっかりと評価、理解することが大切だと思いました。社会でも個人の得意な所を伸ばして行くようにしたら、スムーズに行くんじゃないかと考えさせられました。
40代女性:
発達障害の特性など、とても勉強になりました。説明も大変わかりやすかったです。ありがとうございました。
30代女性:
発達障害についての研修でしたが、たんに発達障害ではなくて、たくさん内容があり、びっくりしました。誰にでもあるような障害であること、重い障害があることが分かりました。ありがとうございました。
50代女性:
普段、なかなか関わらない事だったので、勉強になりました。
40代男性:
大変わかりやすいお話でした。
50代女性:
私の家族は診断を受けた経験があります。受診した家族は「ホッとした。私の努力が足りないわけではなかったんだね」と言いました。私たち親は「理解が足りないことを学びました」
40代女性:
わかりやすいスライドと資料。大変読みやすかったです。ありがとうございました。
40代女性:
知らなかった事が知れる良いチャンスをありがとうございました。
60代女性:
今抱えている家族に当てはめて考えるところがためになりました。理解する事が、得意な能力に注目していきたいと思います。有難うございました。
30代男性:
発達障害への理解が深まりました。ありがとうございました。
40代女性:
自分でも発達障害の傾向があると感じました。ありがとうございました。
60代女性:
とてもわかりやすかったです。ありがとうございました。
50代:
発達障害に対する理解が深まったので良かったと思います。
60代女性:
今日はとても勉強になり、自分の利用者様が発達障害かなと思っていましたが、今日の勉強で感覚異常であるという事が理解できました。目の病気(まぶしい)ではないかと思っていたので、利用者への対応の参考になりました。
40代男性:
家族が発達障害の疑いで、今日は勉強になりました。発達障害を勉強したとしても受け入れて得意な事を伸ばす対応とは思いますが、身内となると難しいと感じています。得意な事を理解してほめて伸ばそうとはしても、LDとなれば、なかなか・・・・勉強もがんばれと言いたくなってしまいます。現場では頑張りたいと思います。
50代女性:
発達障害入門わかりやすかったです。
40代女性:
思い浮かべやすい有名人や例え等、理解しやすく、メリハリがきいていたので、とても聞きやす研修でした。
50代女性:
発達障害の方の悪いところばかりを見てしまうが、やはり特性を見極め、良いところを伸ばす支援を心掛けたいと思います。
40代女性:
ケース事例のプロセスがよく理解できました。
50代女性:
とても勉強になりました。
40代男性:
今日の講義はおもしろかったです。クライエントに発達障害の方がいたら、理解できると思いますが、知人や職場に発達障害がいたら理解して受け入れられるか不安です。
年齢記載なし男性:
資料は1ページ目から欲しかった。
50代女性:
発達障害の当事者が身内にいる事をしりました。障害があっても生活に支障がなければ障害ではないというのはとても納得しました。自分はADHDだと思った。子供の頃、非常に忘れ物が多く、教師が困っていた。授業に集中できず、担任から「夢見る乙女」と呼ばれていました。自分を理解する事で、より適応しやすく工夫できると知りました。
40代女性:
わかりやすく、具体的でした。今後に生かしていきます。ありがとうございました。
70代男性:
「なるほど」と思い当たることがあるなど、気づかせていただいた。人は何か思い当たることがあるなと思いました。
50代女性:
発達障害を理解することが大切という事がよくわかりました。
60代女性:
発達障害の定義=脳の特性であり、心の病気ではないと理解しました。ありがとうございました。
50代女性
とてもわかりやすいお話で良かったです。
50代女性:
近藤先生の話し方は、わかりやすく、引き込まれます。