精神障害がある人との信頼関係作り

精神障害がある人との信頼関係作り

<研修の概要>
会の名称 :令和6年地域包括支援センター職員向け(精神保健福祉)研修
日時 : 令和7年1月 13日 13時半~16時半(講義180分)
場所 : 荒川区役所
登壇者:講師 あべクリニック 東京都認知症疾患医療センター 副センター長  近藤 康寛 氏
講義テーマ:精神障害がある人との信頼関係作り
対象者:荒川区の地域包括支援センター職員、行政職員、行政保健師、行政ケースワーカーなど
主催者:荒川区福祉部高齢者福祉課

<受講者の感想>(一部抜粋)
・クライエントと一個人として関わり信頼関係をお互いが築けるようにしていくことが大切だと感じました。
・自分の支援のやり方の振り返りができました。
・言葉のブレーキという言葉が印象に残りました。精神疾患のある方にそこまで考えて対応したことがなかったので、今後は気をつけていきたいと思います。
・精神障害のある方との関わり方を学べました。
・基本的なことから具体例を挙げて丁寧に解説があり、グループワークを通して学んだことから感じたことをアウトプットすることによって、学びを深めることができた。
・ちょっと肩の荷が軽くなったような気になりました。
・精神障害のある人との信頼関係作りとの内容でしたが、人と接する上で注意する事としてとても勉強になりました。
・研修の内容や事例が気づきも多く、基本に立ち返る必要を感じました。
・改めて人と接する際の心構えができました。
・これまで現場で得た知識を中心に精神疾患がある利用者と接してきたが、改めて疾患の知識や接し方を学ぶことができたのが良かったです。また、精神疾患の方に対して妄想を助長しないよう刺激になる話題を言わない「言葉のブレーキ」という技術は今後積極的に利用していきたいと思いました。
・精神症状を持つ方への配慮・視点を理解できました。
・利用者との関わり方について振り返る機会となりました。学んだことを、精神疾患のある方でもない方でも対応するときの指針にしたいと思いました。
・包括に転職して、改めて精神疾患を持ちながら地域で長く生活している方々と多く関わるようになり、学生の時に『否定も肯定もしない』などの対応が良いといったような基本的なことは座学で学んでいたものの実践としてうまく自分が対応できているのか、不安だったので今回こうして研修に参加させてもらい多くの学びを得ました。わかりやすかったです。
・様々な視点から対人援助職としての技術をご教授頂けました。
・ロールプレイングは、本当に今後に活かせる内容です。共感できる内容で途中参加で残念でしたが今後の職務に影響大です、ありがとうございました。
・ロールプレイを通して、妄想等の精神症状がある方とのコニュニケーションのポイントやNGな対応方法を分りやすく知ることができました。
・接遇やコミュニケーション方法など、普段の業務では学ぶことのない部分を分かりやすく教えていただき、またグループワークによって更にその内容を習得することができました。
・精神疾患を持っている方への対応を初歩から教えていただき大変参考になりました。近藤先生の講義は大変分かりやすく、学びが多かったです。
・精神障害がある人との信頼関係作りの内容ではありましたが、普段の人付き合いにも重なるところがあり、とても参考になりました。
・統合失調症の方とどのように接していいのか困っていたタイミングだったので、NG行動を学ぶことができてよかったです。
・精神疾患のある方への基本的な対応についてでしたが、妄想を刺激しないような言葉選び等、実践ですぐに使えて役に立つものが多かったので、職場でも共有して支援に役立てていきます。
・バイステックの7原則を含め、対人援助職に関わる基本や技術について改めて学べ、精神疾患の症状の理解や対応の原則等、ベースの知識をしっかり持って支援を行う事について学びを深めることが出来ました。
・精神障害のある方との信頼関係を作るうえで、のれんの考え方については動きに合わせて柔軟な姿勢、メンタルを一定に保つのがいかに難しいか考えさせられました。相手があってこその信頼関係ですので、お互いの言葉に関心を持って、サインを見逃さないようにアセスメントしていく事を意識してい行きたいと思います。
・多問題を抱えた家庭も多くなっており、さらに関係機関が多岐にわたることも増えてきていますので、巻き込まれていく機会も増える中では、方向性を見誤らないようにしていかなければならいと感じました。
・精神保健福祉士目線での対応方法が参考になりました。
・新たな気付きを教えて頂きました。
・これまで精神障害のある方と関わることが少なく、対応について不安があったため、大変参考になりました。
・困難ケース程、力んだ関わりになっていましたが、力を抜き、基本に立ち返り、コミュニケーションをとることを意識したいと思いました。「怒号を浴びることは相手を尊重している証」とのお話を聞き、気持ちが折れそうになった時に思い出したいと感じました。また、初回訪問や面接で多くの情報を聞いたり、伝えたりしてしまいがちでしたが、今必要なことだけをシンプルに分かりやすく伝えるように意識していきたいと思いました。
・実際に今妄想を抱えている方への対応をしていることもあり、どのような対応をすればよいか、非常に参考となった。また、チームとして仕事をする上で必要な「空気づくり」について学ぶことが出来ました。
・クライエントとのラポールを形成する上で、受容はとても必要なことであることと同時に、相手を刺激してしまうことにも繋がるということを学びました。また、相手に疑問を投げかけることで、相手にとってその事柄が確信に変わってしまうことも学びました。福祉を学ぶ中で、私は精神疾患の方との関わりは少なく、そのようなお話を聞いたことがなかったためとても勉強になりました。
・とても分かりやすく、充実していてあっという間の3時間でした。ありがとうございました。
・対人援助において、信頼関係を築くためのコミュニケーション技術等を実際にグループワークで体験しながら学ぶことができました。
・精神疾患のある方の特性などわかりやすかったです。
・信頼関係を築くコミュニケーションや統合失調症の方への援助等大変勉強になりました。
・講師の話と資料がとてもよかったです。

・初心を思い出すことができました。
・具体的な事例を通して自分の視点の足らなさに気付きました。また他の参加者の意見で学ぶことができた。
・総合援助職としての対応方法や妄想性障害のある方への対応が学べました。
・精神疾患を持っている方と関わる機会は少ないので、関わり方など学ぶ事が出来ました。
・近藤先生には、いつも大変お世話になっております。今回の研修は他の法人の方とも親しくなれ、そういう点でも研修を受
けてよかったと思います。
・学んだことを意識し業務に励んでいきたいです。
・支援者としてケースとどう関わるべきか、きちんと考える間もなく日々の業務に追われていましたが、近藤先生がバイステックの7原則をかみ砕いて説明をしてくださったり、妄想がある方への対応等詳細に教えてくださり、自分がどんな支援者になりたいのか、どんなケースワークを行いたいのかを改めて考えるきっかけになりました。どう解決していこうかと先走りがちでしたが、引き算の支援も時には信頼関係構築に必要であると知り、活用してみたいと思いました。
・最後に近藤先生も仰っていましたが、私たちだけではなく支援される方も信頼関係を作ろうとしているのを見逃してるのではないか?の言葉は響きました。信頼を架ける架けられる関係は理想的だと思います。笑顔を大事にして、精神障害の方ももちろん、周りとの関係も大切にしたいと感じました。とても参考になる講義をありがとうございました。
・全体的に知識量が0の人間でも理解しやすい言葉での解説ありがとうございました。精神障害の方と今後関わる際は適度な距離感を持ちつつ、焦らずゆっくり、自分の軸を持って接していこうと思います。
・のれんのような気持ち、というお話が響きました。私は訪問する時には『私がなんとか解決しないと!』と意気込んでいることが多く、うまくサービスに繋がらないと私の対応方法が良くなかったのかな、と考えていました。よく振り返るとそれって私のやってほしい、なってほしい像を押し付けてるだけなのかなぁと思いました。もちろん医療に繋げてADLがあがるのが何よりですが、全ての人が治療に前向きになれるわけではないと思うので、その時その時で必要なサービスを緩やかに提案できる医療職として地域に貢献できるように精進できればと思いました。
・「支援者はしょせん支援者で、救世主になろうとしてはいけない」という言葉は自分を楽にさせてくれました。また、巻き込まれる勇気を持つ、大切なのは巻き込まれ続けない事と言うのも大変重要だと思いました。
・退屈しない研修であっという間に時間が来たという感じでした。持ち帰れることが多く有意義な時間でした。今回参加できなかった職員にも見てもらえるように、動画をアップしてもらいたいと思いました。
・精神疾患の方に対して、つい早めに医療に繋げようとする気持ちが先行することが多いのですが、焦らずに本人との信頼関係の種を撒いていけるような関わり方をしていきたいです。
とても楽しく有意義な研修でした。ありがとうございました
・精神障害のある方との信頼関係づくりの基礎は、同僚やチーム・利用者とのコミュニケーションのポイントの延長線上にあると知ることができ、実践しやすいと感じました。精神障害の方から信頼関係を得る前に、まずは身近な同僚から信頼を得らえるコミュニケーションの実践が先かと思いました。
・利用者と信頼関係を構築する上で自己信頼を土台としてチーム間の信頼、支援者家族との信頼を順に築き上げていくことが大切であることが改めて身に沁みました。また、利用者を理解する上で、今後も知識の向上に努めていきたいと思いました。
説明・資料もとても分かりやすく、楽しみながら学ぶことができました。
・貴重なお話をありがとうございました。説明・資料もとても分かりやすく、楽しみながら学ぶことができました。
・人との関わり方の基本となる内容で、対人支援業務をあたる全ての職員に受講させたい内容でした。
・今回の研修で学んだ、「否定も肯定もしない」、「巻き込まれず一歩引いてケースを見る」ということが出来るようにしていきたいです。
・実際現場にでた際は、今回学んだ精神的な視点を踏まえた上でクライエントとのラポール形成を構築し、もっと精神的な視点から福祉を学びたいと思いました。
・先入観をなくし、色々な視点で支援に入れる様にして行きたいです。
・利用者を個人として捉え、カテゴライズしてしまわない、との話があり、日頃の自分の言動を反省しました。決めつけずに相手の話を聞く態度、答えを急がずに一緒に考えることの大切さを改めて実感できた良い研修でした。
・信頼関係づくりには、常日頃からの心がけが大切だなと感じました。
・近藤先生の実際の対応をビデオや何らかのシステムで拝見できれば嬉しい、興味津々です。どんな場面で合えても、高齢者対応、人と人との対応が大変学び多き研修です。