平成28年2月20日(土)14:00~16:00
会場:熊まねき堂(荒川区 はっぴいもーる熊野前商店街)
尾久認知症キャラバンメイト「元気かい」主催のもと「認知症介護者おしゃべり相談会」が開催され、認知症の当事者、介護者、施設職員、地域包括支援センター、家族会、民生委員、ケアマネージャー、認知症疾患医療センターの関係者が垣根なく集いました。
会場となった熊まねき堂は、荒川区熊野前商店街の地域活性化拠点として普段は無料休憩所、商店街のコミュニティースペースとして高齢者から子供まで幅広く利用されている施設です。熊まねき堂の開放的な空間にキャラバンメイトさん達のやさしさが満ち溢れていて「ずーっと居たい」と思ってしまうくらい、こころが温まる癒しの時間となりました。
本会の前半は、当センター認知症専門相談員の近藤から「介護者だからできる認知症の対応とかかわり」をテーマに「BPSD発症時に医師や相談員に伝えること」、「あたりまえに潜む落とし穴」などについて解説しました。
後半は、座談会の時間として、おやつを食べ、コーヒーを飲みながら参加者同士で「自分は認知症なのか」、「最初の頃、どう向き合えばよいのかわからなかった」、「専門医の診断を受けるべきか」、「家族の理解を得るにはどうすればいいのか」など認知症にかかわる中で、時に泣き、笑ってきた者同士だからこそ、包み隠さず本音で話せる雰囲気で迷いや苦労を共有しました。
参加者の皆さんからは「いつもと違う視点で気づきがあった」、「元気が出ました」、「たまたま通りがかり、参加してみて良かった」、「肩の荷がおりました」などの感想をいただきました。
終了後、参加者の皆さんが笑顔でお帰りになる様子がとても心に残りました。
今後も当センターは、キャラバンメイトの活動をはじめ、気軽に参加できる相談会を共に支えて行きたいと思います。